「コミュニケーションをしっかり取ろう。」これは、若い時から私がずっと大切にしてきたことです。日々のコミュニケーションを通じてどれだけお客様のことを理解し、よりよい提案を行うことが出来るか。同僚の考えをしっかり理解し、相手の立場に立ったコミュニケーションをとることでモチベーションを高め合う。そうすることでスピード感ある連携とチームワークでビジネスを進めていけるよう努力を重ねています。
野村グループでは、約4割の社員が約30の国と地域で働いており、その国籍はおよそ90にのぼります。ホールセール部門の収益は、約3分の2が海外、残る3分の1が日本関連のビジネスとなっています。
多彩な人材、多様な価値観こそが、野村グループの競争力の源泉です。変化の速い環境において、お客様に高い付加価値を提供し続けていくためには、一人ひとりが持つ能力を最大限に活かすことのできる環境や仕組みが大切です。誰にでも公平にチャンスが与えられ、キャリアを積むことが出来るよう、個人の能力や経験にしっかりと目を向けていきたいと考えています。
グループのトップとして、私の役割は、「変化を作り出す」とともに「変化をあと押しする」ことだと考えています。グループCEOに就任した際、「野村を、今立っている場所とは違うところ、次のステージに進める」という考えのもと、その実現に向けた戦略として「パブリックに加え、プライベート領域への拡大・強化」を打ち出しました。以来、一貫した戦略のもと、必要な手はしっかりと打ってきました。変化を作りだすために必要な体制、プラットフォームの整備は進んできています。ビジネスを着実に推進し、しっかりと成果を出していくことに、グループをあげて邁進していきます。
本年4月、野村グループのパーパスとして「金融資本市場の力で、世界と共に挑戦し、豊かな社会を実現する」を策定しました。「豊かな社会の実現」のためにお客様をはじめすべてのステークホルダーの「挑戦」、何か良くしたい、いい方向に変えたい、という思いを実現するために、一緒に進んでいきたいと思います。
当社の企業価値向上と、社会全体の持続的成長は、同じ道の上にあると考えています。どちらかに偏ることなく、自分たちの取り組むビジネスの結果として、社会課題の解決に寄与すると同時に、きちんと収益を生む、だからこそ、そこに永続性が生まれます。そして、社員も自らの仕事に誇りをもって取り組むことができます。
新たに作成したパーパスを踏まえ、2030年にむけた経営ビジョンとして、「Reaching for Sustainable Growth」を設定しました。2030年に向けて、ROE 8~10%以上の安定的な達成、及び5,000億円超の税前利益の達成を目指します。
現在のような先の見通せない大きな変化の中にある時だからこそ、野村がお客様に貢献できる、そして金融の未来には大きな可能性があると信じています。
今後とも持続的成長を実現するために、役職員一同より一層の努力を続けてまいります。
(https://www.nomuraholdings.com/jp/company/message/)
会社名 | 野村ホールディングス 株式会社 |
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本社所在地 | 東京都中央区日本橋1-13-1 |
代表者 | 奥田健太郎 |
設立 | 1925年12月1日 |
資本金 | |
事業内容 |